CAST

キム・スロ チソン/子役:パク・コンテ

朝鮮半島南部でバラバラに存在していた小部族を束ねていき、連盟国家伽耶を統一に導いた最初の王。北方遊牧民族の祭天金人族首長キム・ユンとその妃チョンギョンの息子。チョンギョンが後漢の追っ手から逃げる途中、船の中で生まれる。しかし、船が難破して浜に打ち上げられたところを狗耶(クヤ)国の鍛冶職人に拾われ、鍛冶長のチョバンの子として育った。有能な鍛冶職人に成長していくが、狗耶国の祭司長イビガの妻になったチョンギョンに警戒され、互いに母子だとは知らないまま葛藤することになる。神託により王になると予言されていたが、そうなるまでにはチョンギョンの息子イジンアシ、のちに斯盧国の王になるソク・タレ、神鬼(シングィ)村の長テガンなどと熾烈な戦いを経なければならなかった。王になると、強力な鉄器製造技術を武器に伽耶を海洋貿易国家へと育て上げていく。明るく快活で思いやりがあり、徐々に王としてのカリスマ性も身につけていく。


1977年2月27日生まれ。1999年、ドラマ『カイスト』で俳優デビューした。2001年にドラマ『華麗なる季節』の主演に抜擢され、2003年にはドラマ『オールイン 運命の愛』でイ・ビョンホンのライバルを演じて知名度を高めていく。2003年にドラマ『王の女』で時代劇に初挑戦し王を演じた。その後、ドラマ『愛情の条件』、『ラストダンスは私と一緒に』で主役を演じ、日本でも韓流新スターの列に名を連ねるようになった。2005年には時代劇映画『血の涙』にも出演している。同じ年にオムニバスドラマ『胸震わせて』でヒロイン役のペ・ジョンオクを相手に幻想的な恋人役を演じてもみせた。2005年、さらなる飛躍が期待される中で兵役入隊して惜しまれた。だが、兵役中も兵務広報大使で活躍するなどして、2007年に除隊。早速出演したドラマ『ニューハート』をヒットに導いてみごとにカムバックを果たした。2009年に主演したドラマ『太陽をのみ込め』ではユ・オソンと共演している。

ホ・ファンオク ソ・ジヘ

キム・スロの妃になり、伽耶で最初の王妃となる。天竺(てんじく)の豪商である父、ホ・ジャンサンについて狗耶(クヤ)にやってきた。幼いころから父の商団について回っているので商売も知っているし、国際情勢にも明るい。気品を備えているが、度胸もあって太っ腹でもある。やがて、キム・スロに惹かれるようになるが、キム・スロの気持ちがアヒョに向いているのを知って一歩下がりながらも、自分の想いを捨てることはしない。そして、キム・スロが伽耶を海洋貿易国家に導いていく過程で大いなる助力者になる。史書によれば、伽耶の第2代王になる居登王をはじめ10人の子供を産み、156才まで生きたと伝えられている。キム・スロとともに金海キム氏の始祖であると同時に、金海ホ氏の始祖としても知られている。現在も金海市にはその墓である首露王妃陵が残されており、そのそばにはファンオクがインドから航海の無事を祈るために船に乗せてきたと伝えられる婆娑石塔が安置されている。


1984年8月24日生まれ。ドラマ『オールイン 運命の愛』、『結婚したい女』、『兄嫁は19歳』などで脇役を経験していた中、2005年に有望新人女優の登竜門ともいわれる『女子高怪談』シリーズの第4作にキム・オクピンとともに主役に抜擢された。さらに同じ年、時代劇ドラマ『シンドン』でヒロインの姫であり高麗王妃になる魯国公主役を務め、一気に若手主役級女優にのし上がった。この『シンドン』で2005年のMBC演技大賞の女性新人賞も獲得している。2006年にはドラマ『オーバー・ザ・レインボー』でキム・オクピンと再びダブル主演、2007年の映画『マイボス・マイヒーロー3』、2008年のドラマ『チュンジャさんちはお祭り騒ぎ』、『愛してる』とたて続けにヒロインを演じている。『鉄の王 キム・スロ』では『シンドン』同様に他国から来た王妃役を務めることになった。

イジンアシ コ・ジュウォン/子役:ウォン・ドッキョン

チョンギョンとイビガの息子。キム・スロの異父弟に当たる。自分の息子が王になると信じているチョンギョンによって王になるための教育を受けながら育った。母の野望によって王になる夢を持つことになったが、自らも王になると信じて疑わない。キム・スロが異父兄であることを知らないままその才能に嫉妬し、やがて政治的に対立することになる。また、自分の命を救ってくれたアヒョを愛するようになり、同じくアヒョを愛するスロと恋敵にもなる。我がままで独善的な面があるが、根はやさしいところもあって悪い人間ではない。史書によれば、イジンアシは伽耶連盟に属する国のひとつ大伽耶の初代王になったとされている。


1981年10月16日生まれ。2001年にウォンビンのそっくりさんを選ぶイベントで目に留められ、広告モデルとしてデビューした。ドラマ『パンチ!』、『土地』で脇役を経験したあと、2005年にドラマ『復活』で準主役に抜擢され本格的に俳優活動に入る。その後、高視聴率を得た家族ドラマ『へんな女、へんな男』と『噂のチル姫』に出演して広く顔を知られるようになった。2007年にはドラマ『王と私』で時代劇に初挑戦し準主役の王役を務めたあと、2008年のドラマ『オレの女』と2010年のドラマ『産婦人科』で相次いで主役を演じた。『鉄の王 キム・スロ』は2回目の時代劇に当たる。端正なマスクでこれからの活躍がますます期待される俳優だ。

アヒョ カン・ビョル

斯盧(サロ)(後の新羅)の姫。斯盧(サロ)国の第2代王であるナメ王の娘で、第3代王ユリイサグムの妹。冒険を好み、叔母のアロから習った武芸に秀でている。斯盧(サロ)国の現状が狗耶(クヤ)国より劣っていることを知り、アロとともに狗耶(クヤ)国に潜入してきた。そして、製鉄技術を奪い取るために鍛冶長の息子であるキム・スロに近づくが、やがて恋に落ちることになる。情熱的で果敢な性格。それゆえ祖国に対する想いと、キム・スロに対する想いの狭間で激しく葛藤する運命にある。史書によれば、父ナメ王に才能を認められたソク・タレの妻になり、ソク・タレが兄ユリイサグムの後を継いで第4代王になると王妃になったとされている。


1990年8月9日生まれ。2009年に有望新人女優の登竜門ともいわれる『女子高怪談』シリーズの第5作でデビュー。しかし、脇役だったため特に注目を集めることはなかった。その後、ドラマ『恋人作り 〜Seeking Love〜』でヒロイン役のユジンの妹役で出演し、ほかにケーブルTVのドラマ『危機一髪!プンニョンマンション』に助演出演した程度だ。つまり、これまではこれといった演技経歴がなく、この『鉄の王 キム・スロ』でのアヒョ役は初めての大役となった。ソウルのアメリカンスクールに通い、英語は得意。国際化時代にあって、これから大きく羽ばたくことが期待される新人女優だ。

チョンギョン ペ・ジョンオク

キム・スロの実母。狗耶(クヤ)国の祭司長イビガの妻で、キム・スロのライバルになるイジンアシの母でもある。北方遊牧民族の祭天金人族首長キム・ユンの妃だったが、後漢に攻められて身重の体で逃走。追っ手を避けるために乗った船でキム・スロを出産するが、嵐で船が難破したため離れ離れになってしまう。狗耶(クヤ)国の浜に打ち上げられたとき、子供を失ったショックで自殺を図ったところをイビガに救われる。チョンギョンの子が王になるという予言を信じたイビガに求婚され、彼女もそれを信じて受け入れる。そして生まれたイジンアシを王にするためならどんな手段もいとわない強い母になる。イジンアシを王にするために厳しくしつけ、優秀な鍛冶職人に成長したキム・スロをイジンアシの障害になると考え、我が子と知らずに憎み排除しようとする。元々、火のように激しい性格の持ち主。


1964年5月13日生まれ。1985年にKBSの特別採用で女優デビュー。映画『チルスとマンス』、『若き日の肖像』、『歩いて空まで』、ドラマ『ワンヌン一家』、『風呂屋の男たち』など80年代、90年代の数多くの作品に出演して活躍した。特に主演したドラマ『嘘』と『バカな愛』は低視聴率だったにもかかわらず、現在も名作と言い伝えられている作品だ。2000年代に入っても絶えず活動していて、映画『嫉妬は我が力』、『奇跡の夏』、『ハーブ』、ドラマ『危機の男』、『きみはまだ夢見ているのか』、『花よりも美しく』、『グッバイ・ソロ』、『私の男の女』、『彼らが生きる世界』など、主に人生の味わいを見せる作品に出演して、ベテラン演技派女優の名をほしいままにしている。オムニバスドラマ『胸震わせて』では若き日の恋の思い出をチソンを相手に幻想的に繰り広げた。このように長い芸歴を誇るペ・ジョンオクだが時代劇は初出演。その挑戦に期待が集まっている。1990年にパイロットと結婚したが、娘を生んだあとに2年で離婚、その後はシングルマザーを通している。

テガン ユ・オソン

狗耶(クヤ)国を構成する9部族のひとつ、神鬼(シングィ)村の長だった父が死んで後を継ぎ神鬼干(シングィガン)となる。狗耶(クヤ)国には王がおらず、部族長たちの合議制で運営されていた。大きな野心を持つテガンは自らが狗耶(クヤ)国の王になり、さらに周りの国々も支配したいと考えている。だが、狗耶(クヤ)国には部族長とは別に神事を司る祭司長イビガの存在があった。イビガは民の信頼が厚い上に強力な兵力を擁し、さらに狗耶(クヤ)国の最重要産業である製鉄技術も握っている。テガンはイビガを倒すべき政敵と考えているがけっして急ぎはしない。商人のヨム・サチやソク・タレを利用して用意周到に計画を練っていく。キム・スロの存在もイビガの弱点になると考え利用しようとする。残忍で怒りっぽいが、爆発寸前に利害を計算して自分を抑える忍耐力も持っている。


1966年9月11日生まれ。文芸振興院の演劇アカデミー出身。映画で端役を経験したあと、1994年にチェ・ジンシル主演の映画『私は願う、私に禁じられたことを』で準主役として本格デビューした。1997年のチョン・ウソン主演映画『ビート』などで印象的な演技が認められ始め、1999年に初主演したコメディ映画『スパイ、リー・チョルジン』が話題になる。同じ年にはイ・ソンジェ、ユ・ジテ、イ・ヨウォンなどと共演した映画『アタック・ザ・ガスステーション』が大ヒット。そして、2001年にチャン・ドンゴンとダブル主演した映画『友へ チング』が当時の史上観客動員数1位を塗り替える800万人動員を記録、トップスターの座を固めた。2004年にはドラマ『張吉山(チャンギルサン)』で時代劇にも挑戦。40代に入って重厚な助演役も務めるようになり、2009年にはドラマ『太陽をのみ込め』でチソンと共演して彼を支えた。今回のシングィガン役はユ・オソンにとっても最強の本格的悪役になる。

ソク・タレ イ・ピルモ/子役:シン・ドンギ

キム・スロの強力なライバルのひとり。後に斯盧(サロ)国(後の新羅)の第4代王になる。赤ん坊のときに海に捨てられて狗耶(クヤ)国に流れ着き、アジンウィソンに引き取られて育った。大きな野望を持ち権力志向が強い。狗耶(クヤ)国の力の源泉である製鉄技術に興味を持つが、鍛冶長のチョバンから鍛冶場への出入りを禁じられる。その後、有能な商人に成長し神鬼干(シングィガン)やヨム・サチの配下に入るが、それは自らの野望に利用するためにすぎない。キム・スロとは仲が良かったが、キム・スロの才能を知るにつれてライバル視するようになり、生涯競争を繰り広げることになる。親に捨てられたせいか、何としても生き残ってのし上がり、世の中に復讐するという思いが強い屈折した性格になった。史書によれば、斯盧(サロ)国の第2代王ナメ王に認められて次期王候補としてその娘アヒョを妻にもらうが、第3代王の座は義兄のユリイサグムに譲り、その死後に第4代王になった。


1976年6月26日生まれ。大学卒業後に演劇やミュージカルの舞台で活動していて、1999年に映画『シュリ』の脇役でデビューした。その後もしばらくは映画の脇役にぽつりぽつりと出る程度で注目を浴びることはなかった。しかし、2006年にドラマ『頭突き王』で助演ながら深い演技を見せると、朝ドラマの『川になって会おう』で初めて主演に抜擢される。そして、同じく2006年の朝ドラマ『アジュンマが行く』での肝っ玉シングルマザーを愛する役で主婦層から熱狂的人気を得た。その後、ドラマ『ヨメ全盛時代』、『君は僕の運命』、『ソル薬局の息子たち』と出演する作品がすべて大ヒットして視聴率保証俳優と呼ばれるようになる。遅咲きのスターとして現在引っ張りだこの存在だが時代劇は『鉄の王 キム・スロ』が初出演。ソク・タレという重要な役をどう演じきるか注目されている。